高木駿 攻めのGK、積み上げた自信は揺るがない
2018/11/10
- 大分トリニータ
大分合同新聞社サンクスデー企画(3)
キープレーヤーに焦点を当てた「大分合同新聞社サンクスデー」のオー!エス!企画の最後はGK高木駿。今季、躍進した選手の一人だ。ここまでリーグ戦40試合全て先発フル出場し、大分トリニータの守護神としてゴールを守り抜いている。
2017年、トリニータに加入し、その年の開幕戦はゴールマウスに立ったが、GKがフィールドプレーヤーと同じように攻撃を組み立てる戦術の理解に苦しみ、4試合だけの出場に終わった。しかし、試合に出られなかった期間は無駄ではなかった。ピッチの外から試合を見て、課題を見つけて練習で試す。何度も繰り返したルーティンが“奥行き”を広げた。
「パスを受けて、どこを見て、どこが空いているのかが分かるようになった。初めは自分と近いポジションの選手しか見えなかったが、今では最前線の選手からサイドの選手まで見ることができるようになった」。元々、足元の技術が高く、キックの精度の高い選手だ。「このサッカーは面白い」と話すようになったのは、今季のリーグ戦序盤からだ。実際に試合に出て、これまで積み上げてきたことを試し、課題を見つけては修正する。このトライ&エラーが高木を攻撃的GKへと変貌させた。
トリニータのサッカーは面白いと話す高木駿