大分トリニータ 中盤を制しスタートダッシュ狙う 【大分県】

2023/02/17
  • 大分トリニータ

 大分トリニータの出帆を告げる開幕戦が19日に控えている。全試合数に対する「42分の1」とはいえ、やはり開幕戦は、当事者たちにとっては特別な試合だ。お祭りのような雰囲気に包まれた空間で、テンションを高く保ち、チーム始動から約6週間の成果を披露する。下平隆宏監督は「いい準備ができた。チームに一体感がある。あとは結果にどう結びつけるか。運気をつかみたい」と口ぶりにも自信が漂う。

 

 下平体制2年目を迎え、標榜(ひょうぼう)するサッカーは変わらない。GKを組み込んだ最終ラインからしっかりとパスをつなぎ、中盤の底に位置する「ボランチ」を経由して、サイド、前線へとボールを運ぶ。今季は、攻守のかじ取り役となるボランチがポイントになりそうだ。昨季の途中から先発に定着した20歳の弓場将輝を軸に、コンビを組む相手を選ぶことになる。新加入の池田廉が最有力候補であったが、けがで離脱。サイドからコンバートした野嶽惇也、ウズベキスタンで開催されるU-20アジアカップに向け、U-20日本代表メンバーに選手された保田堅心が有力だ。

 

開幕戦に向けて戦い方は浸透している

 

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