インターハイのあとvol.7 自己を分析し、長所を伸ばす 御手洗拓真(大分豊府3年)
2018/09/07
- HEADLINE
御手洗は自分自身を客観的に分析する。「僕は運動神経が悪いが、相手の動きを読み、考えるのは得意」。御手洗はこれまで小学校、中学校と野球を続けてきたが、才能が開花することはなかった。しかし、高校から始めたフェンシングでは駆け引きや判断力、心理戦で身体能力を補い、強者となった。幼い頃からフェンシング経験のある全国トップクラスの先輩や同級生の練習を見て、見よう見まねで動きを覚え、「どうすればポイントが取れ、何をしたらポイントを取られるのか、いつも考えていた」。この思考の蓄積が御手洗の財産となり、武器となった。
高校最後の集大成として挑んだインターハイでは、「悔いはない。やれることは全部出し切った」。今はフェンシングで鍛えた集中力を受験勉強で発揮し、難関大学の合格を目指す。「夏で出遅れたので、これからが勝負」。剣をペンに持ち替え、新たな挑戦が始まる。
悔いなく高校フェンシングを終えた
「インターハイのあと」連載記事はこちらから
Vol.1 ボクシング 安達魁渡(鶴崎工業高)
Vol.2 なぎなた 大分西高
Vol.3 ボクシング 河野泰斗(鶴崎工業高)
Vol.4 陸上 大谷夏稀(大分雄城台高)
Vol.5 陸上 奈須貴子(大分雄城台高)
Vol.6 カヌー 田中智貴(高田高)
Vol.7 フェンシング 御手洗拓真(大分豊府高)
(柚野真也)