全九州総合選手権県予選 バレーボール女子 全員でつかんだ優勝、東九州龍谷の進化 【大分県】
2025/04/23
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全九州バレーボール総合選手権県予選
女子決勝 4月20日 大分商業高校体育館
東九州龍谷2(25-19、25-23)0大分商業
5月の県高校総体の前哨戦として位置づけられる全九州バレーボール総合選手権県予選。女子は東九州龍谷(東龍)が再び頂点に立った。1月の新人大会に続き、今大会も全試合でセットを落とすことなく優勝。決勝の大分商業戦では、第1セットは終始主導権を握りながらも、第2セットでは相手の粘りに苦しんだ。それでも冷静さを失わず、キャプテンの藤崎愛梨(3年)を中心にコート上で声を掛け合い、着実に得点を重ねた。リベロ・源田真央(同)の粘り強いレシーブ、鎌倉詩織(2年)の力強いスパイクも光り、試合終盤の流れを引き戻す原動力となった。
「崩れたときの連続失点」という九州高校新人大会での課題も、今大会で見られなかったわけではない。しかし、選手たちは崩れ始めても落ち着いて立て直す術を身に付け始めている。スパイクのコース打ちや3枚ブロックの形成といった基本戦術の徹底が、試合を通して際立った。相原昇監督は「苦しい場面もあったが、全員で逃げ切れた」と語り、試合での対応力の成長を評価した。
連続ポイントで勝利に導いた鎌倉詩織