3年生、夏物語2022 vol.7 バレーボール女子 岐路に立つ東九州龍谷、問われる3年力

2022/08/30
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 バレーボール少年女子の国体九州ブロック大会の代表決定戦で、福岡県選抜に敗れた東九州龍谷(東龍)。九州ブロック敗退は2006年以来となる。全国高校総体(インターハイ)後に体調不良者が出て、2週間弱の長期休養を強いられた。わずか1週間で大会に臨む強行スケジュールとなり、相原昇監督は「弱い部分が出た。インターハイ(で敗れた八王子実践戦)のように、先にセットを取り、逃げ切りたい思いが出てしまった」と肩を落とした。

 

 3年生はコロナ禍の中で入学し、九州大会や全国大会の経験の少ない世代。上級生の試合に出場した選手も少なく、セッターの佐村美怜(3年)は「勝ちたい思いが強すぎて、気持ちがコントロールできないときがある」と大会前に語っていた。

 佐村が先発メンバーとして常時試合に出るようになったのは、今年2月の県高校新人大会から。それまで紅白戦でさえコートに立つことは少なく、ラインズマンとして先輩たちをサポートしていた。全国高校総体の敗戦後には全試合の動画を見て、自分が上げたトスのデータをノートに書き出し、距離やタイミングなど自分の選択の正誤を確かめ、国体九州ブロック大会に備えた。

 

日本一を目指すためには3年生の力が必要となる

 

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