【動画】ヒーローズ#9 大分高校男子ハンドボール部

2020/05/28
  • HEADLINE

 新型コロナウイルスの感染拡大で春から全国各地の高校大会で中止が相次ぎ、今夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決まった。3年生は一度も試合を行う機会のないまま部活動を引退する可能性がある。ヒーローとなるはずだった3年生は“今”どんな思いを胸に抱いているのか。

 

大分高校男子ハンドボール部

 

 春の全国高校選抜大会で腕試し、夏のインターハイで上位入賞を描いていたが、どちらも中止となった。冨松秋実監督は、「2月の九州大会で手応えをつかんだ。(勝負どころとなる)後半ラスト10分でスピードが落ちず、スタミナがついてきた。チームの状態は上り調子だっただけに残念」と悔やむ。指導歴50年近くの名将であっても、現在の置かれた状況に戸惑いを隠せない。

 

 1、2年の頃から試合に出ている実績のある選手もいるが、最終学年になり全国デビューをもくろんでいた選手にとって、大学のスポーツ推薦のアピールの場がなくなった。冨松監督は「進路先は確保したい」と、国体や県高校総体が開催されなくても、コロナ禍に長年培った独自のネットワークを活用して、「いつも5月の連休に開催していた、全国の強豪を集めた大会をしたい」と考えている。

 

チームは上り調子だっただけにインターハイ中止は悔やまれる

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ