
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
サッカー男子注目校&注目選手紹介③柳ケ浦高校
県高校新人大会 ベスト4
OFAリーグ1部 1位
全国高校選手権大会県予選 準優勝
県高校総体 ベスト4
昨年度は年間通してリーグ戦を戦う高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2018OFAリーグ1部(OFAリーグ1部)で優勝し、安定した力を発揮した。その一方で、一発勝負のトーナメント戦では弱さが出た。特に全国高校選手権大会県予選決勝では、昭和電工ドーム大分のような大きなスタジアムで行われ、普段の試合とは異なる雰囲気で萎縮したのか、緊張したのか。思うように力を出せずに歯がゆい思いをした。
新チームは、その悔しい思いをしたメンバーが核となり再出発したが、2月の県高校新人大会準決勝で大分工業に0-5で大敗した。キャプテンの芝崎翼(3年)は、「相手のサッカーに付き合い、ひどい負け方をした。あの試合の後は立ち直るまで時間がかかった」と振り返る。さらに追い打ちをかけるように長年指導を受けてきたスタッフが一新され、選手には動揺が広がった。
しかし、大きな変化が必要であったチームは全てを受け止め、再々出発を図った。有門寿新監督は、これまで培ったハードワークを継承し、ボールを保持するスタイルをエッセンスとして加えた。有門監督は「まだ手探りの状態だが、OFAリーグや今度の連休で試合の進め方など課題を出し切り、修正しながら県総体までにある程度の形を示したい。選手は力があるし、伸びしろはまだまだある」と前向きだ。
監督の期待に応えるように選手も前向きに練習に取り組んでいる。OFAリーグでは現在3連勝し、勝つことで少しずつ自信を取り戻している。
ハードワークは残し、新たなスタイルを構築中
FW芝崎翼(3年)
170cm、73kg、臼杵東中学校出身(前所属チームはキングスFC)
2年前の県総体、1年生の芝崎が衝撃的なデビューを飾った。当たり負けしない強靭なフィジカルを武器にゴールに突進する。4試合で6得点と大暴れし、優勝の立役者となった。
あれから月日が経ち、最終学年となったストライカーはキャプテンとなり、一回りも二回りも成長した。「うれしいことも苦しいことも経験した。自分がリーダーとしてチームを引っ張りたい思いは強くなった」と語る。
プレースタイルもマイナーチェンジした。得点だけでなく、味方を生かすポストプレーや守備でもチームに貢献できるようになったが、エースとしてのプライドは忘れてはいない。「自分にできることは点を取ってチームを勝利に導くこと。それは僕にしかできない役割だと思っている」。県総体では10得点を目標に掲げ、優勝と得点王を狙う。
県高校総体直前特集
サッカー男子 ①タレントぞろいの大分が優勝候補筆頭
(柚野真也)
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