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高校生でつくり上げる文化祭「超・学校祭」 大分県高校生団体United for Next

高校生でつくり上げる文化祭「超・学校祭」 大分県高校生団体United for Next

 県内高校の文化部が一堂に集まる文化祭「超・学校祭」が今月18日、大分市のお部屋ラボ 祝祭の広場で開催される。文化部に所属する高校生が日頃から積み重ねてきた成果をステージで披露する他、参加型イベントも行われる。

 

 主催の高校生団体United for Nextは2019年に結成。SNSなどで仲間を募り、現在75人のメンバーが活動している。イベントの企画や運営はもちろん、開催にあたっての支援金の協力依頼まですべて自分たちで行う。自分たちの活動の意義や内容について理解してもらうため、様々な創意工夫が必要になるという。代表を務める阿座上凌太朗(大分豊府3年)は、「企業の方々だけでなくメンバーに対しても、相手の気持ちを考えながら話すようにしている。一方で、自分の想いを伝える熱さも必要になるのでそのバランスが大切」と話す。

 

United for Nextの中心メンバー

 

 「超・学校祭」は、「他校生との交流」などを目的に開催。3回目となる今年は初の有観客開催となり、初年度から新型コロナウイルスの感染拡大の影響でオンライン開催だっただけに、United for Nextのメンバーたちも気合が入っている。阿座上は、「この3年間はコロナの影響で部活動や大会が中止になった部も多い。そんな人たちが輝く場所になればうれしい。また、文化部の活動はあまり目にする機会がないが、素晴らしい部が多いのでこの機会に見てほしい」と思いを語った。

 

 今年は10校が参加し、ステージ以外では大分商業高校商業調査部の開発したドレッシングなどの物販や、東明高校社会部「TEC」とコラボした宇宙港クイズ大会やフォトコンテストなど有観客ならではのイベントも行われる。「高校生だけでなくお子さんから高齢者の方まで誰でも楽しめるイベント。大分県のすべての人に楽しんでもらいたい」と阿座上。大分県の高校生たちが自分たちの手でつくり上げた「超・学校祭」。高校生が熱いパワーを解き放つ。

 

「超・学校祭」のポスター

 

(塩月なつみ)