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県高校駅伝 女子 「勝つ集団」に進化した大分東明 12連覇で都大路へ 【大分県】

県高校駅伝 女子 「勝つ集団」に進化した大分東明 12連覇で都大路へ 【大分県】

女子第42回大分県高校駅伝競走大会
11月1日 クラサスドーム大分周回コース
5区間21・0975㎞
1位 大分東明(福嶋円嘉、花田愛海、徳永三香子、堀川莉良、阿南ちはる)1時間9分20秒

 女子第42回大分県高校駅伝競走大会は1日、大分市のクラサスドーム大分を発着とする5区間21・0975㌔のコースであった。大分東明が1時間9分20秒の快走で「県内最高大会記録」(2004年、大分西1時間10分7秒)を22年ぶりに更新。12年連続15回目の頂点に立ち、全国高校駅伝(12月20日・京都)への切符を勝ち取った。

 藤井裕也監督の目論見通り、1区から独走でレースを引っ張った。アンカーの阿南ちはる(2年)が右手を高く掲げてフィニッシュすると、出迎えた部員らが笑顔で駆け寄った。全員の力で目標タイムを20秒上回り、2位藤蔭に3分以上の差をつけた。前回大会(1時間11分49秒)から2分29秒も短縮するという圧巻ぶりだ。

1区から積極的に仕掛けた

 出走した5人全員が2年生。このうち福嶋円嘉、花田愛海、阿南の3人が昨年、都大路を走った。貴重な経験がチームに波及し、全員が同じ目標に向かう「勝つ集団」に進化。今大会も全区間で区間賞を獲得し、3区(3㎞)の徳永三香子が9分36秒、4区(同)の堀川莉良が9分43秒で共に22年ぶりに区間記録を塗り替えた。

 根底にあるのは「日本一」という目標に向けた一人一人の成長だ。部員14人が強くなろうとする向上心で一致団結。3回の夏合宿で基礎をつくり、全選手がトラックでの自己ベストを更新したという。けが人は一人もいない。コンディショニングの成功も強みだ。藤井監督は「やらせる練習は一切せず、選手の主体性を重視している。日々の練習の強弱や体の状態に応じたケアを自分たちで考えた成果」と目を細める。

大会新で全国高校駅伝の出場を決めた

 昨年の都大路は17位(1時間10分9秒)と健闘した。大黒柱の福嶋は都大路の1区で思うような結果を出せなかった悔しさを糧に、今大会は区間記録まで3秒差と迫る好走。「都大路の経験が生きた。長距離区間でも落ち着き、自分のペースを維持できた」と自信をつかんだ。

 5人だけの力ではない。藤井監督は「これまでうまくいかなかった3年生もBチーム(今大会はオープン参加)で堂々と走り、Aチームに好影響を与えた。チーム全体の勝利」とたたえる。キャプテンの鎌腰愛子(3年)は「2年生がチームに貢献する走りをしてくれた。うれしいし、感謝している」と笑顔を見せた。「自分を信じ、仲間を信じ、日本一を取る」。この1年、積み重ねた成果を出し、全国高校駅伝では確実に8位入賞を目指す。 (坂本陽子)


大会結果