OITA SPORTS

8/12 WED 2026

supported by

三和テクノ

カルチャー カルチャー

大分商業高校 珠算部 静かなる計算に熱き闘志を込め 【大分県】

大分商業高校 珠算部 静かなる計算に熱き闘志を込め 【大分県】

 大分県屈指の実力を誇り、毎年九州・全国の大会に出場する大分商業高校珠算部。6月にあった「第73回全国高校ビジネス計算競技大会・県予選」と「第78回全九州高校ビジネス計算競技大会・県予選」では、珠算競技の部、電卓競技の部ともに団体優勝を果たした。さらに、すべての個人競技でも優勝を独占し、圧巻の強さをみせた。

 伝統の珠算競技に加え、電卓競技へ本格的に取り組み始めたのは昨年6月。競技開始から1年もたたずに大分県の頂点に立った背景には、珠算で培った正確性と集中力、そして部員同士が切磋琢磨(せっさたくま)する環境がある。顧問の桑代智代教諭は「部員たちが自ら声をかけ合い、大きな声であいさつする姿や、チームとして戦っている雰囲気を作れたことが結果につながった」と話す。互いを支え合う姿勢が、個々の力を引き上げ、団体としての強さへと結び付いた。

毎日の練習は本番さながらの雰囲気で行われている

 その土台を支えているのが高い目標を掲げる意思の強さと、卒業生たちとのつながりにある。今年の目標は九州、全国ともに優勝すること。桑代教諭は「高い目標を持ち戦わなければ成し遂げられないことを先輩から学んできたので、その気持ちを忘れず挑んでほしい」と語る。また、日々の練習だけでなく、あいさつや礼儀といった日常生活の姿勢が競技に反映されると伝えている。

 全国大会準優勝など数々の大会で結果を残してきた卒業生たちが、現在も外部指導者として部員たちを支える。部長を務める川野莉緒(3年)は「先輩たちから学んできた技術やメンタル面を生かして、目標を成し遂げられるように全員で挑みたい」と力強く語る。

九州、全国大会で好結果を狙う

 毎日の練習を通して技術だけではなく、仲間たちとの絆や精神的な成長もみせる大分商業珠算部。受け継がれてきた伝統と磨き上げたチームワークを武器に、九州、そして全国の舞台へ挑戦する。積み重ねてきた努力の成果を、最高の舞台で発揮する時が近づいている。 (塩月なつみ)