県高校新人大会 ラグビー 多彩な攻撃で圧勝した大分東明が6連覇 【大分県】
2024/01/30
- 新人大会
試運転の前半を終えると、後半はエンジンをフル回転する。後半2分にはキックパスからトライを奪い、その3分後には敵陣深くのラックから左に展開するトライ。さらにはゴール前のラインアウトからモールで力強くトライを奪う多彩な攻撃は、チームが追求してきた理想形だ。キャプテンの石川波潤(2年)は「昨年から試合に出ている選手が多く、試合慣れしている。やりたいことはできている」と胸を張るが、「前半はミスが多くて、修正できなかった」と反省も忘れない。日本一を目標に掲げ、その腕試しとなる3月の全国選抜大会に向けて、今大会は通過点に過ぎないと全選手が認識している。
花園で16強入りした前チームを「実直なチームだった」という白田監督は、「今年のチームはお調子者が多いが、それも個性。今年の色に合った伝統のエンジョイ・ラグビーをつくっていけばいい」と期待を込めた。
新チームの目標は日本一
(柚野真也)