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高校生ラガーウーマンに聞く ラグビーの魅力とは!

高校生ラガーウーマンに聞く ラグビーの魅力とは!

 年が明ければ、ラグビーワールドカップの開催年だ。会場となる大分では予選3試合、決勝トーナメント2試合の計5試合があり、ラグビー熱が高まっている。男性のスポーツというイメージが強いが、県内には数こそ少ないが高校生ラガーウーマンがいる。今回は大分上野丘高校ラグビー部に在籍する小野海咲さんと綾部蓉子さんの仲良し1年生にラグビーの魅力を語ってもらった。

 

Q:ラグビーを始めたきっかけは?

小野 父親がラグビースクールのコーチだったので、小さい頃からラグビーは身近な存在でした。小学2年からラグビーを始め、最初の頃はやりたくないと思っていましたが、男子相手にタックルが決まったりすると楽しくなって、練習や試合が楽しみになりました。それからは一度もラグビーを辞めたいと思ったことはないです。

綾部 私は中学までソフトテニスをしていて、高校で続けるかどうか迷っていたときに海咲に「ラグビーの練習を見に行かない?」と誘われました。軽い気持ちで練習を見に行ったのですが、その日に練習に参加させてもらい、練習後の自己紹介をする頃にはもう入部するような雰囲気になっていました。あれ?あれ?と思っていたのですが、なんだか流れで入部しました。

 

Q:勢いで入部したとはいえコンタクトプレーの多いラグビーです。不安はなかったですか?

綾部 新しいスポーツに挑戦したい思いがあったんだと思います。親は反対していましたが、兄が上野丘ラグビー部のOBだったし、試合を何度か見に行っていてカッコイイと思っていました。不安より知らない世界に飛び込むドキドキの方が多かったです。

 

高校からラグビーを始めた綾部蓉子

 

Q:強度は違いますが男子部員と同じ練習メニューをしています。かなりハードですよね。

小野 慣れれば大丈夫です。実際にやってみれば面白いと思えるはずです。

綾部 監督が「これからのラグビーは男子だけのスポーツではない」と言ってくれているし、初心者には丁寧に教えてくれます。引退しましたが3年生に高校からラグビーを始めた先輩がいて、女子でもラグビーができると教えてくれました。思い通りにならないことが多いし、きついけど、楽しさが上回ります。

 

Q:小野さんは夏休みにラグビーの本場ニュージーランドに留学したそうですね。そこで得たものは何ですか?

小野 ニュージーランドでは高校の部活に女子ラグビー部があります。体育の時間ではタックルなしのラグビーの授業もありました。至る所にラグビー場があるし、ボールがあれば自然とラグビーが始まる。生活の一部にラグビーがあると感じました。日本ではまだまだ女子ラグビーの人気も認知度もあまりないですが、見て怖いと思うのではなく、一度体験してほしい。来年はワールドカップが大分で開催されるし、今からラグビーを始めればボールパーソンができるかもしれない。興味がある人はお薦めします。

 

Q:高校からラグビーを始めた綾部さんから見たラグビーの魅力とは?

綾部 イメージだけで拒絶するのはもったいない。ラグビーの魅力はボールを触って、パスして、思い通りに転がらないボールを追うこと。できないことを減らすより、できることを増やせばいい競技だと思っています。新しいことに挑戦しようと思っている人はラグビーをしてほしいです。

 

今夏にニュージーランドに留学した小野海咲

 

(柚野真也)

大会結果