激闘制し、8強へ進む。それぞれの誇りを懸けた戦いが始まる
- 高校野球
7月18日 第2試合 3回戦 別大興産スタジアム
日田三隈 100 000 100|2
日田林工 010 400 00×|5
日田三隈 本河(征)
日田林工 有永-長尾
本塁打 岩下(日田林工)
二塁打 梶原(康)(日田三隈)、佐藤(日田林工)
アクシデントを乗り換え、勝利つかむ
日田林工 射場尚隆監督
Q:試合を振り返って。
(先発の)有永夢叶(3年)にアクシデントがあった。ブルペンに入った時に肩に違和感があったようで、先頭打者にだけ投げさせた。急いで次のピッチャーに肩を作らせたのだが、公式戦でほとんど投げたことがない2年生の長尾祐太がよく投げてくれた。長尾は力があり、ストレートで三振が取れるピッチャー。変化球にもキレがあり、度胸もある。持っているものを出してくれたと思う。
Q:有永選手中心のチームだっただけに不安があったのでは?
有永が全てを背負い、初戦を頑張り過ぎたのかもしれない。次はどうなるか分からないが全力でやれることをやるだけ。
Q:2回の岩下凌大選手(3年)の本塁打は見事でしたね。
ボールを引きつけ、思い切って振ってくれた。元々、長打力のある選手だが有永の降板で不安を感じていたチームに「いけるぞ!」という雰囲気を作ってくれた。
Q:同じ日田地区同士の対戦となりました。
互いに選手を知っているので、やりづらかった。それは相手も同じだが、初回に先制されて浮足立つかと思ったが、全員が集中して最少失点に抑え、次につなげてくれた。
Q:次は優勝候補の明豊となります。
ウチは一戦一戦を全力でぶつかるだけ。昨年も準々決勝まで進んだので、何としてでも勝ち上がりたい。
Q:どんな試合展開が理想ですか?また、そのために必要なことは?
序盤の入り方をしっかりとしたい。余計な四球、エラーをなくしたい。(3回戦の)大分商業戦は先制し、理想的な展開だったと思う。できるだけ失点を少なくしたいが、明豊打線を抑えるのは難しい。乱打戦になっても打ち勝つ気持ちで戦いたい。練習試合で九州内の私学の強豪と対戦し、仮想明豊としていくつか試合を組み、2桁得点で競り勝ったこともある。秘策として長尾の存在は隠しておきたかったが、こうなった以上は思いっきりぶつかるだけ。