県高校総体 バスケットボール男子 チーム力の高さで柳ケ浦が2年連続4回目のV

2022/06/10
  • 高校総体

県高校総体

バスケットボール男子

決勝リーグ 6月6日 佐伯中央病院アリーナ

柳ケ浦87-76溝部学園

(19-24、19-12、22-19、27-21)

 

 柳ケ浦、別府溝部学園、大分舞鶴のベスト4常連校に加え、ノーシードから勝ち進んだ日田の4校が決勝リーグで戦った。

 2勝同士の対戦となった決勝リーグ最後の試合は、柳ケ浦と別府溝部学園が対戦した。県高校新人大会の決勝と同じカードの対戦。雪辱を果たすべく、改めて土台づくりを徹底してきた柳ケ浦が勝利し、2年連続4回目の優勝を飾った。

 

 両チームの対戦は互いの留学生の高さに注目が集まりがちだが、柳ケ浦が勝利した要因は、互いをカバーしあう「全員バスケ」にあった。中村誠監督が試合後に「今年は3年生が主体になってまとまり、大会を通して大きく成長してくれた」と笑顔で語ったように、チーム力の高さを随所で見せた。3月の新人大会の敗戦で生まれたリベンジの気持ちも、チームを一つにした。

 

 試合は、第1クオーターではわずかなリードを許したものの、崩れることがなかった。ゲームキャプテンの金城凜寿人(3年)の声に呼応するように、統率された動きから見事なゴールが立て続けに決まっていく。さらに、抑えどころを捉えた守備は、相手のスピーディーな攻撃を封じる場面も多かった。「留学生に頼らなくても勝てるチームにしたい」(金城)と、それぞれが自覚し、自分の役割を果たした。

 

 「昨年は7年ぶりのインターハイでベスト16。今年はベスト8を狙って、自信につながる大会にしてほしい」と中村監督。最終目標のウインターカップベスト8に向けて、全国への挑戦が始まる。

 

総合力の高さとチーム力で相手を上回った

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ