夏の主役たちvol.12 アーチェリー男子 5度目の日本一を目指す大分東明

2021/08/10
  • 高校総体

 県内では圧倒的な強さを誇る大分東明アーチェリー部。男子は6月に開催された県高校総体で4年連続29回目の団体戦優勝を果たし、個人戦でも多くの選手が全国への切符をつかんだ。

 結果だけを見れば圧倒的勝利だが、監督や選手にとって試合内容は決して満足できるものではなかった。「本来の実力は全国トップクラス。しかし県総体は力を出し切れず、続く九州大会も緊張のため結果を残せなかった。メンタル面の弱さ、自信のなさが影響した」と佐藤俊太監督。

 

 大会後は課題と向き合い、練習方法を一から構築。“自分たちで考え、行動できるチームづくり”に取り組んでいる。部員をチーム分けし、チームごとに練習方法やトレーニングメニューを考え、実践する独自のプログラムを実施している。まだ始まったばかりだが、チームは確実に良い方向へと変わりつつある。

 アーチェリーは個人競技だが、チームに目を向けて周りの状況を把握し、考え、判断して行動する力が成長につながり、競技に必要不可欠な自主性が身に付くという。

 

自分たちで考えたメニューで練習する

 

 

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