県高校総体特集 サッカー男子④ 総合力と完成度の高さで圧倒する大分

2021/05/28
  • 高校総体

 サッカーの県高校総体は2回戦を終えた。優勝候補が順当に勝ち上がるなか、仕上がりの良さが際立ったのが大分だ。1年通して行われる「高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2021 OFAリーグ」では、5戦全勝と好調で、試合内容も圧倒している。23日の県高校総体の2回戦では、全国高校選手権大会に出場した日本文理大学付属に5-0と快勝した。

 

 2月の県高校新人大会の準決勝敗退からメンバーを再選考し、選手の組み合わせやポジションを見直した。春休みや5月の連休には県外の強豪校と対戦し、チーム全体の底上げを図った。小野正和監督は「けが人が多く、ベストメンバーを組めていない」と話すが、それでも圧勝できていることが選手層の厚さを物語る。最終学年となった3年生からは「内容と結果が伴ったサッカーをする」(板井成磨)との覚悟が感じられる。中学時代に九州大会で準優勝したメンバーがそろう2年生は、チームの主軸をなす選手が多く、1年生は虎視眈々(たんたん)とメンバー入りを狙う。高いレベルでチーム内競争があり、誰が出てもチーム力が落ちることはない。

 

誰が出ても戦力が変わらない大分

 

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