県高校総体前特集 バレーボール男子① 気負わず、平常心で頂点を目指す大分工業

2021/05/15
  • 高校総体

 試合後の選手のコメントもその人柄を感じさせるものだった。キャプテンの芦谷透(3年)は「苦しい場面もあったが、自分たちの力を出し切って勝つという目標を達成できた。ステップアップできるよう、常に新しいことに挑戦していきたい」、エースの貫禄が出てきた甲斐優作(同)は「ブロックは練習してきた成果がでた。速攻を入れつつ、サイドで点を取っていけるよう頑張りたい」、ムードメーカーでもある草野好貴(同)は「練習は数をこなすだけでなく、どれだけ集中してやれるかが重要。もっと上を目指したい」と、それぞれ勝利に慢心することなく、次への目標を語った。

 

 今年の大分工業は例年にも増して選手層が厚い。紅白戦やレギュラー争いを通して、1年生は上級生に習い、上級生は下級生に負けまいと奮起する。チーム内ではいい化学反応が起きている。

 県高校総体の目標はもちろん優勝。しかし、大分工業は同大会で10年以上優勝から遠のいている。江崎監督は、「10年勝ってないので選手たちは重く感じるところもあると思う。そういう負担をできるだけ取り除いて、選手たちのいいところを出してあげられるような練習を積んでいきたい」と気負わず大会に臨むつもりだ。

 

 

選手と監督が一体となり雰囲気も上々

 

 

(甲斐理恵)

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