全国高校サッカー選手権大会県予選 積み上げたスタイルを発揮した大分鶴崎が14年ぶりの優勝 【大分県】
2024/11/19
- 冬の全国大会
第103回全国高校サッカー選手権大会大分県大会
11月17日 レゾナックドーム
決勝
大分鶴崎1-0大分
第103回全国高校サッカー選手権大会県大会は17日、大分市のレゾナックドーム大分で決勝があり、大分鶴崎が大分を1-0で下し、14年ぶり7回目の優勝に輝いた
ボールと人が動くパスサッカーを持ち味とする両チームの対戦は、主導権を奪い合う展開となった。序盤の大分鶴崎は「緊張でガチガチだった。自陣でのミスが多かった」と首藤謙二監督。昨年も大舞台を経験している大分にペースをつかまれたが、球際で競り合い、踏ん張った。
徐々に体が温まり、緊張がほぐれると「らしさ」を発揮する。選手と選手の距離間を3m程度に保ち、パスをつないでボールを運ぶ。首藤監督は「ウチは中盤だけでなく、どこからでも起点となれる」と胸を張る。ワンタッチないしツータッチで受け手の欲しいところにパスを出し、空いたスペースにすかさず送り込む。小気味よいパスはリズムを生み出し、流れを引き戻すと、30分に貴重な先制点が生まれた。スローインから右サイドを攻略すると、クロスに安東壮大(3年)がDFの死角からスルリと入って右足で合わせた。「狙い通り。何度も練習してきたことが形になった」
先制点を決めた安東壮大