春の高校バレー県予選特集 女子(3)大分商業 全国舞台を経験し、レベルアップ 【大分県】
2024/10/10
- 冬の全国大会
現在24連覇中の東九州龍谷。今夏の全国高校総体では3位となるなど揺るぎない「1強体制」が続いているが、ライバルたちが着々と覇権奪回の準備を整えているのも事実。26日から始まる決戦を前に、注目校を紹介する。第3回は今回の全国高校総体に出場し、決勝トーナメントに進出した大分商業。
長年、東九州龍谷(東龍)に次ぐ2番手が定位置となっている大分商業。全国への壁は厚かったが、地元開催(2校出場可能)となった今年の全国高校総体で全国デビューを果たした。予選グループを突破し、決勝トーナメントに進出したことは大きな意味を持つ。森栄一郎監督は「最後の1点の取り方など課題は見つかったが、いい経験になった」と手応えを感じている。大会後は大学巡りを行い、レベルの高いチームに揉まれながらさらなるレベルアップを図ったという。
9月の天皇杯・皇后杯全日本選手権大会九州ブロックラウンドでは初戦敗退となったが、森監督は冷静だった。「勝負心が足りず守りに入って、攻め切ることができなかった。隣のコートで東龍が結果を出しているのを見て、今のままではダメだということを選手たちも改めて理解したと思う」と現状を分析し、意識改革を促している。
ひと夏で大きく成長した小田原明日香