
珠玉の一枚 Vol.41 【大分県】
その他
全国高校サッカー選手権県予選が10月19日から始まる。今回は大会を盛り上げ、会場を沸かせるであろう注目の選手たちを紹介するとともに、彼らのライバルや対戦したい相手を聞いた。
ディフェンスリーダー 外園優心(柳ケ浦3年)
2007年2月27日生まれ、181cm・74kg、豊陽中学校出身(中津市)、前所属チームはスマイスセレソン
堅守の中核であり、抜群のリーダーシップを発揮してディフェンスラインだけでなくチーム全体を統率する。1年生の冬からレギュラーを勝ち取り、昨年は全国高校選手権の県予選を勝ち抜き、憧れの舞台に立った。最終学年となった今年はキャプテンを務めるだけあって、「連覇してこそ本当に力があることを証明できる。大分屈指の伝統校になるために負けは許されない」とはやる気持ちを抑え、落ち着いた雰囲気が漂う。
気になる選手
対戦するFW全員
自分たちは県内三冠と各ポジションでナンバー1選手になることを目指している。自分たちのプレーを貫き、圧倒しなければ目標は達成できないと思っている。どんな相手と対戦しても無失点で抑えたい。
点取り屋 川野迅翔(大分3年)
2006年6月23日生まれ、173cm・62kg、大分中学校出身(大分市)
ボールを受けてからシュートに持ち込むまでに迷いはない。スピードのあるドリブルで右サイドを切り崩す。カットインから強烈な左足のシュートでゴールを決める得意の形に磨きがかかった。今大会の個人目標は10点をノルマとし、得点王も狙う。自身に大きなプレッシャーをかけるのは理由がある。「この先はサッカーを続けない。負ければ競技人生が終わる。悔いなく終わるためには優勝するしかない」と強い覚悟を持って大会に臨む。
気になる選手
FW 八尋馳(柳ケ浦3年)
柳ケ浦の絶対的エース。県総体の決勝はアイツが同点ゴールを決めて、勢いに乗られて逆転負け(1-3)した。あの悔しさは忘れられない。もう一度、決勝で対戦して借りを返したい。次は俺たちが2-0で勝つ。その2点を俺が決める!
司令塔 十時夢叶(中津東3年)
2006年5月15日生まれ、176cm・70kg、城北中学校出身(中津市)、前所属チームはティエラFC
新チームになってから、ボランチからセンターバックに転向。当初は戸惑いもあったが今は違う。最後尾に位置しても司令塔であることに変わりはない。「1本のパスで試合の局面をガラリと変えたい」とピッチ全体を俯瞰(ふかん)して試合をつくる。高校に入学して1週間後の試合からレギュラーとして活躍。「誰よりも経験が豊富。どんな展開になってもチームの方向性をプレーで体現できる」と首藤啓文監督は絶大な信頼を寄せる。
気になる選手
MF 清水和(大分3年)
どんなにプレッシャーのかかる状況でもボールを奪われない選手。大分の絶対的な選手であり、チームを引っ張る姿は同じキャプテンとして負けたくない。勝ち上がれば県総体と同じ準決勝で対戦する。あのときは延長で負けたので、80分で勝ち切りたい。
(柚野真也)
地区を選択
学校名を選択