全国高校サッカー選手権県予選前企画(7) 大分 技術に力強さが加わり上昇気流 【大分県】

2024/09/26
  • 冬の全国大会

 高校サッカーの集大成となる全国高校選手権県予選の季節がやってきた。今年は36校が出場し、10月19日から1回戦が行われる。今大会も群雄割拠の様相を呈している。果たして、出場権を勝ち取るのはどこか。ここではシード4校を中心に有力校を網羅。最終回はプリンスリーグ九州2部で着実に力を付けている大分を紹介する。

 

 

 プリンスリーグ九州2部に参戦して2年目の大分はたくましくなった。「どのチームもハードワークができ、球際に強い。毎試合けが人が出るほど激しいリーグ」と語るのは、今年7月に就任した岡松克治監督。県内のリーグ戦、大会で戦っていたときは技術の高さで他チームを圧倒することが多かったが、九州に出れば「走らなければ勝てない」(岡松監督)と痛感した。

 

 監督が代わったことを機に、練習メニューも雰囲気もガラリと変わった。狭いスペースで強度の高さと攻守の切り替えに特化した練習が増えた。岡松監督は全てのメニューで100%の力を出し切ることを求めるため、自ずと選手たちのコンタクトプレーも激しくなる。そして、それを交わそうと判断スピードが上がり、技術も磨かれる。集中力を切らさぬよう声も出るようになり、チームの雰囲気はすこぶる良い。

 

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