
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
国体県予選を兼ねた第3回県ビーチバレーボール選手権が9日、大分市田ノ浦ビーチで行われた。男子は森田元希(大分南3年)・佐藤海斗(鶴崎工業3年)ペア、女子は大西美里・吉田梨奈ペア(ともに臼杵2年)が優勝した。
今年から規約の変更で高校生のみが対象となり、県内の高校から男子は31ペア、女子は48ペアが参加。ビーチバレーを専門とする選手はいなかったが、普段はインドアバレーを専門とする選手たちは、思うように動けない砂浜に苦戦しながらも普段と異なるバレーを楽しんだ。男子は6月の県総体で準優勝した大分南勢が上位を占め、女子は鶴崎工業勢の活躍が目立った。
男子決勝は森田・佐藤の異なる高校のペアが安定感のあるレシーブ力と息の合ったコンビネーションで2-0のストレート勝ち。小・中学校で同じチームだった2人は、小学校のときに全国3位、中学校では県選抜チームに選ばれ全国16位と実績を残した実力者。高校ではチームメイトからライバル関係となったが、今大会に出場するために森田が佐藤に声をかけペアを結成した。森田は「久しぶりに一緒にバレーができて楽しかった。気も合うし、考えていることは同じだった」と話し、佐藤は「森田のスパイクが調子良く、優勝できると思っていた。国体では初戦突破したい」と2人で手にした優勝を喜んだ。
優勝した森田(右)・佐藤(左)ペア
女子決勝は準決勝までの高い守備力で勝ち上がった大西・吉田ペアが2-0で勝利。昨年3位となった2人は、もう一度ペアを組んでリベンジしようと約束していたという。6人制のインドアバレーでは大西がリベロ、吉田はセッターという異色のコンビに高さはないが、正確なレシーブで相手コートの空いたスペースを狙う返球を駆使した。相手を振り回し、ミスを誘い、確実にポイントを重ねる巧者ぶりを発揮。吉田は「守り勝った。砂でも気にならず普段通りにプレーできた」と話し、大西は「身長が低い分、走って走って走り回った。サーブは風を使い、うまく順応できた」と笑みを浮かべた。
優勝した2組は今秋の茨城国体に県代表として出場する。
大西(左)・吉田(右)は臼杵の2年生コンビ
(柚野真也)
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