栃木国体 空手道成年女子形 女王の風格漂う大野ひかるが3連覇 【大分県】

2022/10/05
  • 国体

第77回国民体育大会(栃木国体)

空手道 成年女子形

10月3日 栃木県立県南体育館

決勝 大野ひかる 27.54-25.68 清水那月(群馬)

 

 国体3連覇を達成した空手道の成年女子形の大野ひかる(大分市消防局)は安堵(あんど)の表情を浮かべた。「国体は大分県を背負って出場する唯一の大会であり、恩返しできる大会。絶対に優勝したかった」と語った。世界空手連盟が集計する世界ランキングで1位となった大野の国体の位置付けは、今も変わらない。「国際大会も国体も同じ。試合に出たからにはベストパフォーマンスを出す」と栃木国体でも圧巻の演武を見せた。

 

 予選となるラウンド1で上位2人が勝ち上がったラウンド2では、日本代表選手がそろっていた。勝負どころと捉えた大野は、ここで得意の形「スーパーリンペイ」で27.74点をたたき出した。決勝の舞台ではプレッシャーを感じることなく「パープーレン」を披露し、27.54点の高得点で女王の貫禄を見せつけた。関係者は「一つ抜けた存在」と賛辞を送り、大野を小学生の頃から指導する佐藤重徳師範は「落ち着いていたし風格も出た」と愛弟子の成長を喜んだ。

 

圧巻の演武を見せた大野ひかる

 

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