モンスターカップに挑む鶴崎工業のボクシングフライ級・中家翔寿(2年)

2025/04/01
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  • 春の全国大会

 高校ボクシングの九州4県(宮崎、佐賀、長崎、大分)対抗戦「モンスターカップ」に出場する鶴崎工業のフライ級・中家翔寿。2年生ながら大きな伸びしろを感じさせる選手であり、特にストレート系のパンチは鋭く、スピードと正確性を兼ね備えている。飯田育夫監督は「打ち終わりのカウンター対応や攻め際の駆け引きが課題。経験を積みながら、したたかさやズル賢さを身につければ、もっと面白い選手になる」と、さらなる成長に期待している。

 

 2月に開催された県選手権で優勝し、モンスターカップへの出場権を手にした。以前から苦手としていた相手との再戦だったが、試合前に動画を見直して自分の動きを徹底的に分析。弱点を冷静に見極め、「相手の内側に入り込みすぎる癖や、上下に跳ねる動きの癖を修正するため、基礎基本に立ち返りジャブ中心のボクシングを組み立てた」と振り返る。

 

 中家は中学時代に野球部に所属していた。その経験から、スイング時の腰の使い方や膝の動きがボクシングのパンチ力やフットワークに役立っている。「野球とボクシングは意外と連動している」と本人も実感しているようだ。さらに、幼少期から続けていたキックボクシングの経験もあり、コロナ禍でジムに通えなくなったことをきっかけに、ボクシングに転向した。

 

自分の動きを徹底的に分析して試合に臨む

 

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