全国高校選抜大会 テニス男子 大分舞鶴 九州王者が日本一を目指す 【大分県】
2025/03/07
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テニスの男子団体で全国高校選抜大会に出場する大分舞鶴。これまでの実績に加え、九州地区大会での優勝により第2シードとして大会に臨む。強豪としての期待が高まる中、チームの士気も一段と上がっている。キャプテンの安藤大和(2年)は「第2シードという意識はなく、チャレンジャーとして優勝を目指したい。どんな相手が来ても油断せず、挑戦する気持ちを忘れずに戦う」と強い決意を語る。強豪校としての自負がありながらも、慢心を排し、一戦一戦を全力で戦う覚悟だ。
大分舞鶴は昨年に続き、九州地区大会を制覇した。大会前に目標を「優勝」と明確に掲げ、チーム全員が一丸となって戦った結果だ。宇野敦也監督は「昨年は3年生がポイントゲッターだったが、今はいない。新チームで勝つしかないという話をした」と語る。準々決勝の沖縄尚学戦では接戦を制し、準決勝の佐土原戦(宮崎)では逆転勝利を収めるなど、厳しい試合が続いた。それでも粘り強く勝ち抜いたことで、選手たちは大きな経験と自信を手にした。
チームの特徴の一つが、実力ある1年生の存在だ。全中(全国中学校体育大会)シングルス優勝の太田周(1年)、ベスト8の池田武領(同)。さらに、昨年9月の全日本ジュニア選手権(16歳以下)のダブルスで太田が優勝し、高橋央太郎(1年)が3位に入るなど、全国レベルで結果を残している選手がそろう。「1年生の勢いがすごい。怖いもの知らずで勝負に臆することがない。2年生も負けじと目の色を変えて練習に取り組んでいる」と宇野監督。部内の競争が激化し、それがチーム全体の底上げにつながっている。
全国選抜に向けて士気が高まる