3年生、冬物語(4) サッカー女子 学校史上最高の全国3位に輝いた柳ケ浦 【大分県】

2024/01/23
  • 冬の全国大会

 全日本高校女子サッカー選手権大会(全日本選手権)に出場した柳ケ浦が、1回戦から快進撃を続け、同校初となる3位となった。柳ケ浦の新たな歴史をつくったチームの3年生が激戦を振り返る。

 

 九州4位で出場した柳ケ浦は、九州予選で苦い経験をした。準決勝の東海大付属福岡戦で試合終了間際に同点に追いつかれ、PK戦の末に負けた。キャプテンの重松日菜は「2度のリードを守り切れなかった。隙をつくらず、最後まで集中して試合を終えなければいけないことを学んだ」と振り返り、全日本選手権では守備を統率した。1回戦の霞ケ浦(茨城)との試合では、最後まで諦めない姿勢を体現し、チームメートを鼓舞。試合終了間際の勝ち越しに成功して勝利を飾った。

 

 2回戦の常葉大付属橘(静岡)との試合も僅差の勝負となった。「九州大会での教訓が生き、1回戦で勝ったことでチームがまとまった」と浜田若那。しっかり相手の攻撃を封じ、ボールへの出足の鋭さと、奪ってから一気にフィニッシュに持ち込む力強い攻撃を見せ、浜田の決勝点を守り切った。

 

キャプテンの重松日菜(右)と副キャプテンの浜田若那

 

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