冬の全国大会特集(7) バスケットボール男子 別府溝部学園 多彩な守備システムで8強目指す 【大分県】

2023/12/09
  • 冬の全国大会

 6月の県高校総体での優勝後に楢原剛アシスタントコーチ(AC)が毎日の練習、試合でのベンチワークなど全権を担うようになった。4月に赴任した楢原ACは、選手の個性やチームの雰囲気などを客観的に見てきた。「型にハマらない自由さは持ち味として残したいが、ムラが多いのは問題。そこは調子の波がないディフェンスでカバーしたい」と守備強化に着手した。

 

 これまでマンツーマン中心の守備であったが、2―2―1や1―2―1―1のゾーンディフェンスを取り入れた。それらのシステムをハーフコート、もしくはオールコートで使い分け、戦況に応じて対応できるようにバリエーションを増やした。選手は戸惑いもあったが、「ディフェンスの面白さを知った」(大庭涼太郎・3年)ことで吸収する速度が上がった。今ではベンチのサインで守備システムを即座に変えることができるまでになった。

 ウインターカップは12月23日から東京体育館などで開催される。別府溝部学園の1回戦は23日で、奈良育英と対戦する。

 

守備バリエーションの多さが武器となった

 

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