全国高校サッカー選手権県予選前企画(2) 大分鶴崎 3年力+下級生の伸びしろで頂点狙う

2021/09/15
  • 冬の全国大会

 全国高校サッカー選手権大会の県予選開幕前企画として注目校を紹介する。第2回は今年2月の県高校新人大会で優勝、6月の県高校総体でベスト4となった大分鶴崎。

 

 県高校総体を終えて3年生のほとんどが引退し、残ったのは高田優磨ら4人。首藤謙二監督は「それぞれの進路の関係があるし、3年生の主力が抜けるのは毎年のこと。抜けた穴を埋めるのではなく、もう一度チームを作り直した」と、夏休みの間に選手選考、ポジションの見直しをする中で、積極的に1、2年生を紅白戦で試して、チームの底上げを図った。

 

 前チームでもメンバー入りしていたMF伊東蒼馬やDF遠山隼都の2年生は、3年生が抜けたことで主力としての自覚が芽生えた。GK三宮羽詩(2年)はひと夏を越えて格段にパフォーマンスが良くなり、吉弘成秀(3年)との守護神争いは熱を帯びている。楠元和馬ら1年生は出場時間が増え、経験を重ねるごとに成長しており、チームの伸びしろはまだまだある。首藤監督は「県総体までのチームと比べても戦力がダウンしたイメージはない」と手応えを感じている。

 

試合を重ねるごとにチーム状態は上向き

 

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