全国高校サッカー選手権大会県予選 決勝プレビュー② 3連覇に向けて攻守ともに万全の大分

2020/11/13
  • 冬の全国大会

 3連覇を目指す大分は決勝までの4試合で30得点、決勝で対戦する日本文理大学付属の27点を上回る攻撃力を見せつけているが、ここまで1失点以下で抑える守備力が光る。準決勝の大分西戦で好セーブを見せたGK塩治晴士(2年)は「相手の良さを消す守備ができている。ロングボールやセカンドボールの処理、攻め上がった時のリスク管理などが徹底できている」と胸を張る。

 

 チーム全体に「安定した守備が攻撃を呼び込む」ことが共通理解としてある。新チームとなった2月の県高校新人大会では準決勝敗退、7月の県高校総体では準優勝とタイトルを取れなかった時期を経て、もう一度、原点に立ち返ることで立て直しを図った。1年生の頃から主力として出場するDF竹谷悠(3年)は、「ゼロに抑えれば必ず得点ができるし、勝てる。(守備時に数的有利を作る)プラスワンで穴埋めすれば崩されることはない」と決勝に向けて気を引き締める。

 

 攻撃陣は今大会13点のJ3福島内定の堤聖司(3年)を擁し、田中脩人(3年)や前園陽人(2年)のセカンドストライカーも好調を維持している。前線のコンビネーションやセットプレーなど得点パターンも多彩。小野正和監督は、「決勝戦はどんな形でも競り勝ちたい。そのためにも誰をどこに配置するかを整理したい」と言い、次の試合を見据えた。

 

今大会全試合で、1失点以下に抑えている大分

 

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