春の高校バレー男子県予選特集① 激しい先発争いがチームの底上げとなった大分工業

2020/10/25
  • 冬の全国大会

 全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の男子県予選は先行して行われた女子に続き31日から始まる。昨年は大分南が悲願の本戦初出場を決めたが、2月の県高校新人大会では大分工業が優勝し、伏兵の鶴崎工業が準優勝。今大会は本命不在の混戦となりそうだ。第1回は2015年以来の春の高校バレー出場を目指す大分工業。

 

 7月の県高校総体では“全員出場”にこだわり、チーム力の底上げを図った大分工業。江崎裕之監督は「試合に強い選手もいれば、そうでない選手もいる。良い面も悪い面も把握することができた」と十分な手応えを感じている。入学直後に新型コロナウイルスによる部活動自粛という憂き目にあった1年生にとっては、公式戦を経験する貴重な機会にもなった。

 

 現在は自粛中から目標に定めていた「春の高校バレー県予選優勝」に向け、サーブ、レシーブを中心に、持ち味である“落とさないバレー”に磨きをかけている。練習試合も積極的に組み込み、勝ち体験を体に染み込ませている。

 

落とさないバレーに磨きをかける大分工業

 

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