三好ヴァイセアドラー リーグ戦総括 ステップアップへの土台は築いた

2018/02/27
  • 大分三好ヴァイセアドラー

 小川貴史監督体制4年目を迎えた今季の大分三好ヴァイセアドラーの目標は、チャレンジリーグ優勝だった。結果としては連覇を逃したが、最後は6連勝で2位。よく言えば安定した実力をキープ。悪く言えば限界を越えられなかったシーズンとなった。

 

 サーブレシーブを安定させ、攻めのサーブで相手を崩すという戦い方をベースに、高さとパワーを備えた助っ人のヤカン グマが絶対的エースとして安定した力を発揮した。さらに攻撃の選択肢は増え、米田亘希、濱本豊といった若いスパイカーが才能を垣間見せたことも、来季に向けた好材料となるだろう。

 

 今季のリーグ戦は開幕戦に勝利したが、その後2連敗し黒星が先行する序盤戦だった。キャプテンの石垣公也が「開幕からチームが粗かった」と振り返ったように、連携不足が目立ち、サーブレシーブが乱れ、思うような試合運びをできなかった。

 

 ただ、「強みの攻撃力でウイークポイントをカバーできた」(石垣)と長所を生かすバレーに徹したことで、若いチームは臆することなくプレーできるようになった。小川監督が「3本柱と言えるまで成長した」とヤカン グマに続く得点源として米田、濱本が計算できるまでに成長した。

 

米田、濱本の成長を今季のリーグ戦の収穫と話す小川監督

 

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