トリニータ キャンプレポート 新戦力の実戦テスト

2019/01/31
  • 大分トリニータ

 大分トリニータが1月25日から2月2日まで、鹿児島県霧島市の国分運動公園多目的グラウンドでトレーニングキャンプを行なっている。就任して4年目。片野坂知宏監督体制となって最も長い期間のキャンプは、9日間で三つの練習試合を予定。今年は新加入選手が13人と多く、片野坂監督は「生活を共にしてシーズンを戦える準備をしたい。選手とコミュニケーションを図り、チームの共通理解、戦術を合わせるために実戦を多く取り入れたい」と話す。開幕に向けて選手選考の意味合いが強いキャンプになりそうだ。

 

 その中で注目したいのが、昨年も在籍した選手たち。今季からキャプテンになったDF鈴木義宜と共に昨季、全試合に出場したGK高木駿、MF松本怜、馬場賢治、FW三平和司らがそれにあたる。彼らは片野坂監督の戦術を熟知しており、リーダーシップをとってチームをけん引する存在になっていくだろう。

 

 また、新加入選手を見渡すと、得点源と期待されるFWオナイウ阿道、MF伊藤涼太郎、攻撃のアイデアが豊富なMF小塚和季、ドリブルで局面を打開できるMF小林成豪、ベテランにして運動量豊富なFW高山薫など、前所属チームで大黒柱として活躍した選手が多い。彼らはいずれも高い個の能力を持つ選手たちで、ポジション争いはし烈を極めてゆくことになりそうだ。

 

アグレッシブなプレーが持ち味の伊藤涼太郎

 

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