大分トリニータ CROと選手の二刀流に挑戦する松本怜 【大分県】

2023/01/13
  • 大分トリニータ

 やはり、この男はサッカーボールを追う姿が似合う―。昨季、大分トリニータで契約満了となり、クラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)としてフロント入りした松本怜。CROは、スポンサー、パートナー、サポーター、行政機関や地域などのさまざまなステークホルダーとクラブをつなぐ役割。フロント業務に比重を置き、ビジネス面でクラブをサポートする。さらに、松本は職務をこなしながら、選手として、九州リーグに参戦するジェイリースFCでプレーする。「大分を盛り上げたい。トリニータのスタッフとしてできることもあるが、まだまだ選手としてできることがある」と「二刀流」を選んだ。

 

 ジェイリースFCの始動日となった10日に、練習場となった大分市の西部スポーツ交流広場に現れた。ランニングやボール回しでは、かつて大分でプレーした小手川宏基の働き掛けで、チームの輪に加わり、笑顔を見せながらボールを蹴っていた。これまでのように専用の練習場やクラブハウスがない環境となったが、松本は「Jリーグのクラブがどれだけ恵まれているか再認識した。大学の頃に戻ったようなもの。まずはコンディションを戻し、4月の開幕に備えたい」とサッカーができる喜びをかみ締めていた。

 

ジェイリースFCの一員としてプレーする松本怜

 

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