トリニータ 結果こそが全て 覚悟のシーズンが間もなく始まる
2021/02/25
- 大分トリニータ
J1リーグが開幕するー。大分トリニータは2014年以来の昇格になる徳島とホームで対戦。志向するスタイルが似通うチーム同士の対戦は興味深い。試合4日前の監督会見で、片野坂知宏監督は「徳島は若い選手が多く、ボールをつなぐ攻撃的なチーム。簡単な試合にはならない」と警戒を強めた。ポヤトス新監督がコロナ禍による新規入国制限措置で合流できていない徳島は、代行の甲本偉嗣ヘッドコーチが「J2で対戦した時から大分は好きなサッカーだった。(徳島は)ボールのキープ力が高い。主導権を握って試合を支配したい」と真っ向勝負を挑むことを宣言した。
片野坂監督がチームを率いて6年目の大分は、チームに不可欠だった鈴木義宜や岩田智輝、田中達也ら攻守の主力が抜け、新加入選手の融合とともに戦術の浸透に力を注いだ。開幕まで6週間の準備期間は、大幅な入れ替えを余儀なくされた最終ラインとともに、守備の決まりごとから細かな立ち位置まで徹底した。例年になく選手への要求が高く、試合と同じ強度と集中力を求めたのは危機感の現れだ。野村直輝は「ピリッとした雰囲気でいい練習ができている」と昨季との違いを感じている。
ホーム開幕勝利を誓った片野坂知宏監督