トリニータ 結果こそが全て 覚悟のシーズンが間もなく始まる

2021/02/25
  • 大分トリニータ

 今季はコロナ禍の影響もあるが、外部との接触を遮断。6週間で練習を公開したのは3日のみ、しかも練習開始の冒頭30分ほど。練習試合の有無、メンバーの公表も控え、情報漏えいを徹底して防止したのはクラブとしても初めての試み。今季は“結果が全て”のシーズンとの覚悟が伝わる。クラブ関係者以外にとっては、開幕戦が今季の大分を見る初めての機会だ。誰が試合に出て、どんな試合をするのか楽しみは多い。

 

 大分で3年目のシーズンとなる三竿雄斗は「人が変わればプレーの質、内容は変わる。昨年までやっていないことにチャレンジできている。開幕戦では勝ちたい姿勢を表現したい」と話し、今季加入の福森健太は「守備は全体がスライドして、スペースを消すことができている。相手に侵入させず、ボールを奪い、攻撃はサイドからできている」とチームとしての戦い方を理解し、対戦相手によって狙いどころを定める戦術にも順応できている。

 

 開幕から2試合は昨季の順位が大分より下位のチームと対戦するが、その後の5試合は昨季の上位陣との5連戦となる。開幕2試合で負けは許されず、この序盤戦での勝ち点は今後を大きく左右する。チーム戦力、選手個々のコンディションは開幕戦を見なければ判断できない状況だが、今季のスローガンは「一致団結」。片野坂監督の下、チームが持つあらゆる力を総動員していくことだろう。

 

開幕に向けてチームの状態は悪くない

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ