トリニータ 今シーズン総括 一丸となって危機を脱したが、再度攻撃面のテコ入れが必要

2020/12/27
  • 大分トリニータ

 後半戦は野村直輝や町田也真人ら新加入選手が「チームの決まり事」だけをこなすのではなく、自分の持ち味を出す余裕が出てきたのも大きい。得点に絡む場面が増え、片野坂監督は「選手交代で戦い方の幅ができた」と来季への手応えを口にした。しかし、決定機の数は増えたが決定力不足は解消されていない。チーム最多得点はMFの田中達也の8点。FW陣はJ1初挑戦の高沢優也が6得点と奮闘したが、期待された知念慶は3点、渡大生は2点に終わった。

 

 来季は片野坂体制6年目。チームの方向性がしっかりと示されている印象はあるが、強化すべきは間違いなく前線だ。結果が伴わないと狂いが生じるのは目に見えている。20チームで争い、4チームが降格する厳しいシーズンになる。総得点36というもろい攻撃面を再度テコ入れする必要がある。

 

来季の続投が決まった片野坂知宏監督

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ