大分トリニータ 勝ち切る3原則を徹底 天皇杯前回大会王者から金星 【大分県】
2024/07/13
- 大分トリニータ
前回大会王者を相手に金星を挙げた。大分トリニータは「第104回天皇杯全日本選手権」の3回戦でJ1の川崎フロンターレに3-1で勝利し、ラウンド16に駒を進めた。試合後のロッカールームに歓喜の声がこだまする。片野坂知宏監督は「力の差がある相手に、選手がこれまで積み上げてきたフットボールでトライしてくれた」と喜んだ。
格上相手に苦戦は想定内。片野坂監督は「勝ち切るために何が必要か」を選手に伝えた。それは、これまでに何度も言ってきた「強度と切り替えと継続」だった。押し込まれる展開が続いても守備強度を高め、粘り強く守り抜く。いい形でボールを奪えば、一気に攻撃に転じる。一瞬の隙が生まれれば、すぐに失点につながる。その緊張感が選手の集中力を高めた。中盤をフラットにした5-3-2のシステム変更も、個々の役割を明確にするという意味で、特に守備面において奏功していた。
集中力を高め、最少失点に抑えた