トリニータ 攻撃の軸となる前線への大いなる期待
2020/01/23
- 大分トリニータ
大分トリニータが順調に調整を進めている。今季初の対外試合となったJFLのテゲバジャーロ宮崎戦は、30分×3本の形式で行い4-1の勝利を収めた。1本目は0-0だったが2本目のMF町田也真人の先制点を皮切りに、MF高山薫、MF小塚和季、FW高沢優也が得点した。
今季の最重要ポイントに挙げるのが攻撃力アップ。創造性豊かな新戦力に加え、昨季の主力選手がそれぞれの感性と持ち味を発揮できるかどうかに、チームの躍進がかかっているといっても過言ではない。昨季と同じ3-4-2-1のシステムで戦うなら、現時点で軸となるのが前線の3人だろう。ゴール前に人数をかけて守ることができた昨季の後半戦は、攻撃が停滞した。密集したエリアを絶妙なコンビネーションで崩す術が必要だ。
11日の始動から崩しのイメージを共有する練習が続き、ボール回しやシュート練習では、ひとつのトラップやキックからお互いに意識し合う様子が垣間見えた。高い技術とアイデアあふれるプレーで攻撃の柱となった小塚は、「それぞれ持ち味が異なる個性を持った選手が入ってきた」とライバルたちに刺激を受けている。対外試合では、MF野村直輝や町田らが高い戦術眼を見せ、すんなりとチームになじんでいた。
今季のチーム初ゴールを決めた町田也真人