伸び盛りの声楽家 鈴木心毬(芸術緑丘高校1年) 【大分県】
2024/01/31
感情を音に乗せ、透き通った声で観衆を魅了する。芸術緑丘高校音楽科声楽専攻の鈴木心毬(1年)は、声楽を専門的に学んだのは高校からだが、昨年8月の第73回県高校音楽コンクール声楽部門でグランプリに輝いた。同10月の第77回滝廉太郎記念全日本高校声楽コンクールで2位、同11月の第47回全九州高校音楽コンクールでグランプリとなり、一気に注目を集める存在となった。
鈴木を指導する非常勤講師の後藤秀樹氏は、「感性豊かで、声に彼女の思いを伝えることができる。大舞台でも緊張せずに力を発揮できることもすごい」と絶賛する。
4歳からピアノを習い、ミュージカルに憧れ、人前で歌うことに興味を持つと、次第に声楽への興味が高まった。本格的に学びたいと思うようになり、声楽専攻のある芸術緑丘への入学を決めた。「思っていた通りの学校だった。レベルが高く、毎日のレッスンが楽しい」と充実した日々を送る。
全九州高校総合文化祭で独唱した