高校バスケそれぞれの現在地④ 別府溝部学園(男子) 圧倒的な強さを手にして再チャレンジ

2019/02/19
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 昨年末、創部4年目で全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)に初出場した別府溝部学園。初戦を見事に突破し、全国初勝利を挙げ大きな飛躍の年となった。「高校バスケそれぞれの現在地」の第4回目は、「全国大会で勝てるチーム」を目指す一方で、県内では追われる立場となった新興勢力の現在地をレポートする。

 

 創部4年目と歴史の浅いチームだが、昨年のウインターカップ県予選で初優勝を飾り、初めての全国大会出場を成し遂げた別府溝部学園。全国の舞台でも初戦を突破し、2回戦は古豪・能代工業(秋田)に惜しくも敗れたが大きな経験を積んだ。新チームが始動したのは遅かったが、3年生が3人抜けただけで戦力に大きな変化はなく、全九州高校春季選手権大会県予選(全九春季予選)でも危なげなくベスト4入りした。

 

 圧倒的な攻撃力で全試合100点ゲームと順当に勝ち進み、決勝リーグ最終戦では大分舞鶴と対戦した。前半は流れをつかめずに32-45で折り返したが、第3クオーター終了時点で7点差まで追い上げる。第4クオーターで一気に点差を詰め、最後に放ったシュートがリングに吸い込まれる。その瞬間、会場が大歓声に包まれたが、結果は惜しくもノーゴール。ブザービートでの劇的な逆転勝利とはならなかったが、ウインターカップ県予選から続く大分舞鶴との名勝負に観客は魅了され、試合終了後も歓声や拍手が鳴りやまなかった。

 

ウインターカップでも先発として出場した島袋琉希(1年)

 

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