高校バスケそれぞれの現在地① 中津北(女子) 発展途上、攻めるスタイルを確立したい
2019/02/14
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昨年末の全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)に出場した男子の別府溝部学園、女子の中津北も3年生が引退した。これで内全ての高校が代替わりし、新たな王者を決める全九州高校春季選手権大会県予選(全九春季予選)が開催された。ウインターカップ出場校の現在地とともに、優勝校、注目校を紹介する。第1回は貫禄勝ちで女王の座を守った中津北をレポートする。
昨年の全国高校選手権(インターハイ)県予選で、3年ぶりに優勝の座を明け渡す“悔しさ”を味わった中津北。しかし、その後のウインターカップ県予選と県高校新人大会の両大会で優勝。強さを取り戻し、女王の座を再び確かなものにした。全九春季予選でも「やはり中津北は強い」。そう納得させられる試合内容で順当に勝ち上がり、見事に優勝を手にした。
今大会の決勝リーグでは、創部1年目ながら県内の高校バスケットボールの勢力図を塗り変えている大分と全勝同士で対戦した。シーソーゲームが続き、第3クォーター(Q)終了時の得点差はわずか5点。緊迫した試合が続く中、中津北ベンチは冷静だった。「それでいい!」「ナイスプレー!」と大津留礎監督は何度もコート上の選手に檄(げき)を飛ばす。選手たちもそれを受け止め、最後まで足を止めることなくコートを走り回り、丁寧な試合運びを展開した。第4Qでは11点差をつけ、最終的に83―67と引き離し、強さを見せつけた。
新チームとして始動して間もない中津北