インターハイのあとvol.6 猪突猛進、目標に向かって真っすぐ突き進む 田中智貴(高田高校3年)

2018/09/06
  • HEADLINE

 今夏、数々のタイトルを獲った田中だが、過去の栄光にこだわることはない。「次々に大会があるので目の前のレースに集中するだけ」と気持ちは10月の国体に向かっている。「ここまで結果を出せたのは自分一人の力ではない。練習環境はいいし、刺激をくれる後輩がいて、熱心に指導してくれる先生がいる」と感謝の言葉を忘れない。おごることなく努力できる才能こそが田中の武器である。

 

 猪突猛進。この言葉が田中を表している。「負けず嫌いで自分が納得するまで練習する。決して自己中心的ではなく、素直に指導者の言葉を聞き入れ、素直に信じて全力で取り組む」(高木監督)。疑うことなく好きなものに打ち込む人に宿る瞳の強さがある。カヌーに対する純真こそが、彼を頂点を目指す戦いへと駆り立てる。「大学で力をつけて、オリンピックを目指したい」。大きな目標があるからこそ、高校での結果に一喜一憂することはないのだろう。

オリンピック選手になることが最終目標

 

「インターハイのあと」連載記事はこちらから

Vol.1 ボクシング 安達魁渡(鶴崎工業高)

Vol.2 なぎなた 大分西高

Vol.3 ボクシング 河野泰斗(鶴崎工業高)

Vol.4 陸上 大谷夏稀(大分雄城台高)

Vol.5 陸上 奈須貴子(大分雄城台高)

Vol.6 カヌー 田中智貴(高田高)

Vol.7 フェンシング 御手洗拓真(大分豊府高)

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ