別府翔青高校 創部4年目、堅守でベスト8を狙う
2018/05/18
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別府翔青高校サッカー部は今年で創部4年目。昨年から全学年がそろい、ようやくチームとしての方向性が定まりつつある。就任して2年目の大谷貴晴監督が目指すのは堅守を徹底した負けないサッカー。試合では副キャプテンでキーパーの安部友樹(3年)を中心に、3年生のセンターバック、ボランチが軸となり守りを固める。
大谷監督は「最終到達点を考えるとまだ3割程度の仕上がり」と言うが、「リーグ戦(高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2018 OFAリーグ)は3勝1敗、失点もセットプレーからの2点のみに抑えることができた。調子は悪くない。“堅守”というスタイルが確立しつつある」とチームの成長に確かな手応えを感じている。
もちろん、堅守を徹底するだけでは勝てない。決定力不足は大きな課題といえる。攻撃の軸となるのはキャプテンの小関波青(3年)。「プレーにムラがあるのが懸念材料。調子のいいとき、悪いときの落差が激しい。逆に小関が調子を上げてくれればチームも勢いづく」と大谷監督。小関が勝敗を左右するキープレイヤーになりそうだ。
今週末から始まる県高校総体では、創部以来の目標であるベスト8を目指す。大谷監督は「順当にいけばベスト8の前に大分工業が立ちはだかる可能性が高い。大分トップクラスのチームとの戦いは厳しいものになると思うが、何が起こるかわからないのがトーナメント戦。勝機は絶対にあるし、その勝機を自分たちでつくらなければならない」と力強く語った。
選手、監督、マネージャー。翔青サッカー部はとにかく仲がよく、強い絆で結ばれているように見える。勝利への思いが一つになったとき、大きな波乱を起こすかもしれない。
チームワークの良さを生かし、狙うはベスト8