3年生、夏物語 vol.8 野球 明豊主将の看板を背負った幸修也(3年)、甲子園の土を3度踏み「幸せだった」

2021/09/03
  • HEADLINE

 最後の夏は日本一に届かなかったが、「悔いはない」と振り返る。高校球児が憧れる甲子園に春夏連続出場を果たし、昨夏の交流戦にも出場した明豊のキャプテン幸修也。3度も甲子園の土を踏み、そのうち春のセンバツ(第93回選抜高校野球大会)では準優勝を経験した。幼い頃から別府で野球を続けた“地元っ子”は、本人だけでなく周囲からの期待も高まりすぎて、冷静に物事を見られなくなりそうな時期もあったが、信頼する仲間に支えられた。「地元の方々にいい報告ができなかった」ことは悔しかったが、甲子園で高校野球を終えたことは「幸せだった」と喜びをかみしめた。

 

 169cm、65kgの幸は決して恵まれた体型ではないが、幼い頃から憧れの選手を追いかけた。プロ野球で活躍する今宮健太(明豊出身、福岡ソフトバンクホークス)だ。「同じ別府出身で小柄なショート」との類似点が幸のモチベーションだった。小学校の頃、野球教室を訪れた今宮と対戦したこともある。「あのときは僕がピッチャーで今宮さんが打席に入った」と思い出話を語る表情は野球少年そのもの。

 

プレーでもチームを引っ張った幸修也

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ