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年男・年女インタビュー⑥ 亀井×山下×石崎(バサジィ大分)

年男・年女インタビュー⑥ 亀井×山下×石崎(バサジィ大分)

 県内で活躍する亥年生まれのアスリートが、今年1年の抱負などを語る年男・年女インタビュー。最終回はバサジィ大分女子バレーボールチームの亀井亜由美と山下志保、石崎瑞季。オレンジのユニホームに袖を通してから、いくつもの試合を共に戦ってきた同学年の3人。互いの存在に刺激を受け、勝利を目指してきたからこそ、言えることがある。愛するクラブを、もっと強くするために—。

 

クラブに懸ける思いが強い集団を育んでいく

 

新シーズンが始まりました。昨年末は県6人制バレーボール総合選手権大会(県総合選手権)で優勝し、いい流れで始動できたのでは?

亀井 昨年はほとんどの大会で結果が残せなかったので、最後にタイトルが取れて良かったです。今年はもう少し上を目指せると思います。

山下 優勝したことで次のタイトルを取りたいという気持ちになりました。春まで公式戦はないですが、今はしっかり鍛える時期にしたい。チーム全体に勝ちたいという欲が出たことで練習が引き締まった。手応えを感じています。

石崎 徳丸(善基)監督から「勝ち癖をつけよう」と言われています。県総合選手権の優勝で、これまでやってきたことが間違いでなかったとを証明できたし、自信になりました。勝つ喜びを感じながら練習できていることはプラス。これからの試合は勝たなければいけないプレッシャーが以前より強くなりますが、それ以上に勝ちたい思いが勝ると思います。

 

今年はどんなチームになりそうですか?

山下 県総合選手権が終わってからミーティングをしたのですが、反省点もポジティブな内容だった。ステップアップするために必要な体力・筋力アップは個々でトレーニングしたいという声が多かった。それぞれに自覚があり、今年はクラブカップ(全日本6人制バレーボールクラブカップ選手権大会)優勝を目標にしたいです。

亀井 基本に忠実。それは欠かせないです。サーブやディグ(スパイクレシーブ)をしっかりセッターに返す。当たり前のことを当たり前にできるようにならないと応用はできない。今年はコンビネーションを取り入れ、攻撃のバリエーションを増やしたいです。

石崎 昨年は仕事との両立が難しく、練習に参加できずに迷惑をかけました。今年は全体練習に参加できないときは個人トレーニングなどで体力を維持し、バレーのことを考えていたいです。チームは4年目となり一体感があります。以前は一本ミスが出ると気持ちも沈み、そこからミスが続いた。県総合選手権はミスが出ても気持ちを切り替えることができたし、勝ちたい思いがチームの団結力を高めました。今年は全員が同じ方向に向かっていると思います。

 

左から亀井亜由美、山下志保、石崎瑞季

 

今年は年女。24歳を迎えます。

亀井 この歳までバレーをやるとは正直思っていなかったです。バレーを続けられることに感謝し、今まで以上に大暴れしたいです。

山下 まだまだイケるなって感じです。体力も衰えてないし楽しみしかないです。

石崎 素敵な24歳、大人の女性を目指します。

亀井 具体的には?

石崎 コート外での振る舞いとか…、分かんなーい。

山下 ダメだ。もっと自分を磨きましょう(笑)。

 

同学年がチームに3人いることで意識することはありますか?

山下 心強い。私たちが“黄金世代”と勝手に思っているし。

亀井 同級生が多いのでチームを盛り上げたいと思っています。亥生まれの私たちが猪突猛進で!

山下 暴走しています。何とか上と下に修正してもらいながら進んでいる感じですね。

石崎 バサジィは上下関係がない。しっかり先輩を尊敬していますが、優しいから何でもやりたい放題になっていますね。高校までは厳しかったので、楽しくわいわいしているって感じがすごく居心地がいいです。

亀井 うんうん。学生時代は理不尽なことが多かった。ビビるのはプレーに影響してしまいます。今は伸び伸びできている。歳上にも言いたいことを言える立場になったし、言われることは真摯(しんし)に受け止めてチームを強くしたいです。

 

お互いに求めることは?

石崎 最初のレシーブが攻撃の始まり。私がしっかり亜由美につなぐので、志保は確実に決めてほしい。

亀井 コンビネーションをつくれる軸になりたいよね。イノシシ・トライアングルで。

山下 そう、一本でも多く見せることができるように。元気を注入して、見ている人が一緒にバレーがしたいと思ってもらえるバレーをしたい。

石崎 そうだよね。バサジィのバレーは楽しそうと言われたい。

亀井 試合を重ねるごとに周りとの意思疎通もできているし、内容的にも良くなっている。あとは結果が伴えば勢いも加速すると思います。多くの方にバサジィを知ってもらい、応援してもらいたい。そして、一緒にバレーがしたいと思った人はどんどん練習に参加してほしいです。

 

試合でもチームの中核を担う年女の”イノシシ・トライアングル”

 

 

年男・年女インタビュー

片野坂知宏監督(大分トリニータ)

オナイウ阿道(大分トリニータ)

尾関潤(バサジィ大分・フットサル)

本多琢人(ヴェルスパ大分)

林一寿(大分三好ヴァイセアドラー)

 

(柚野真也)