
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
亥年生まれの県内で活躍する年男・年女アスリートに新年の抱負などを語ってもらった。第4回はヴェルスパ大分の本多琢人。昨季途中にJ1長崎から育成型期限付き移籍で加入し、15試合1得点でチームの躍進を支えた一人。今季は契約延長してチームに残り、さらなる飛躍を目指す。
Q:長崎に戻る選択もあったと思いますが、ヴェルスパ大分との契約を延長した経緯は?
J2に降格した長崎に戻って力になりたいという思いはありましたが、昨年ここでシーズンを通して自分を見詰め直した時に、まだまだ自分はJFLで学ぶことが多いと思いました。カテゴリーは落ちるけど試合に出ることでいろんな経験をして、個人としてもチームとしてもステップアップできると考えました。
Q:昨季は途中加入ながら中盤のサイドの定位置を確保し、15試合に出場し1得点。結果について自分自身でどう評価していますか?
長崎では出場機会を得られなかったので移籍したわけですから、試合に出るのは当たり前と言えるレベルに達す必要があると思っていました。今季もその考えは変わらないし、出るからには目に見える数字、ゴールやアシストを残さないとプロとして生き残れないと思っています。
Q:オフはどのように過ごしていたのですか?
母校(東海学園大)で練習したり、お世話になった方々へあいさつに回りました。年末年始は地元の長崎に帰って、しっかり体を動かして始動に備えていました。
今季は全力でサッカーに取り組むと語る本多琢人
Q:今季のヴェルスパ大分は須藤茂光監督が指揮して2年目、主力が残り、堅実な補強で戦力が整った印象です。今季の目標を教えてください。
昨年は9位でしたが、もっと上を目指そうという雰囲気があります。僕自身もこのチームで2年目だし、監督の目指すサッカーや求めることも分かっているのでシーズンが始まるのが待ち遠しいです。個人の目標としては全試合フル出場。10アシスト、5ゴール。大きな数字を言って自分自身にプレッシャーをかけたいし、圧倒的なプレーで目に見える結果を残したい。サッカーに全力で取り組み、勝負の年にしたいです。
Q:今季の本多選手のここを見てというアピールポイントは?
今年も中盤の左右のサイドでプレーすると思うので、何度も上下動する運動量を見てほしいし、体は大きくはないですが球際で戦う姿勢を見せたい。周りの選手に自分のプレーで勇気を与えられるように意識したいです。サッカーは伝染するスポーツだと思うんですよ。頑張っていれば、俺もやらなければと味方に広がると思うんです。そのきっかけになればいいかなと。それを試合だけでなく練習からやっていければと思います。
Q:左右のサイドでプレーするのはピッチの見え方もボールの受け方も逆で難しいと思いますが、すぐに順応したのですか?
基本は右サイドが本職です。ボールの持ち方とか、体の向きとか正反対なので戸惑いもありましたが、練習からやっているうちに逆、逆と思えば体は反応できたし、そのうち自然と動けるようになってきました。右サイドでドリブルを仕掛けていくときは、相手をライン際に追い込めばいいけど、左サイドでは右足で持てばそうはいかない。日々勉強ですが、自分なりに成長を感じながらやっています。まだまだ吸収することは多いし、うまくなれると思っています。
Q:今年は年男、24歳となりますね。
サッカー選手が脂の乗った年齢は26歳だと言われていますが、24歳はそこにたどり着くための勝負の年だと思っています。体力、技術など全てをピークに持っていきたい。言い訳できないほどストイックに、全身全霊でサッカーに打ち込みたい。今後のサッカー人生を左右する年だという覚悟で1年を過ごしたい。3月の開幕戦からガンガンぶっ飛ばしたい。亥年だし、昔から「イノシシみたいなプレー」って言われていたので、ぶっ倒れるまで走り続けます。
始動初日から万全なコンディションで臨んだ
年男・年女インタビュー
(柚野真也)
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