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冬の全国大会特集 ホッケー女子 ハイプレスで初戦突破を目指す玖珠美山

冬の全国大会特集 ホッケー女子 ハイプレスで初戦突破を目指す玖珠美山

初戦突破のポイント

・最小失点に抑える

・わずかなチャンスをものにする

・自信を持ってプレーする

 

 全国高校選抜大会で初勝利を目指すホッケー女子の玖珠美山。3年連続3回目の出場となる今大会は、「個人のレベルが上がり、ようやく安定した力が発揮できるようになった。全国大会の常連校になりつつある今、何としても一つ勝って次のステージにいきたい」と高橋伸介監督。

 

 安定した試合運びができるように、自陣でブロックを築いて相手にスペースを与えない守備スタイルに刷新。全国の強豪校が相手でも大量失点することは少なくなった。ただ、「僅差の勝負になっても勝てない。攻撃につながる守備をする必要がある」(高橋監督)と、今年4月から前線から守備網を敷くハイプレスに挑戦し、守備からチャンスをつくり攻撃につなげる形ができた。

 

失点を抑えて勝ちたいと語った溝口凜花

 

 その成果は今夏の全国高校総体で発揮できた。初戦で敗れはしたが自分たちのスタイルが通用することを証明した。全国高校選抜大会の九州予選では3位となり、本戦の出場権を獲得。キャプテンの溝口凜花(3年)は「九州王者を狙っていたので素直に喜べないが、失点を抑えて僅差でも競り勝てたのは収穫」と振り返る。

 

 全国に向けて調整は順調で、チームとしての戦い方も明確だ。全員守備で最小失点に抑え、攻撃ではキープ力と突破力のある山内咲良(同)が軸となって、スピードのある松村瑞羽(1年)とともにゴールを狙う。高橋監督は「いい雰囲気で練習ができているし、九州大会や全国大会での経験が自信となっている」と仕上がりの良さを感じている。チーム一丸となって初戦突破を目指す。

 

全国で初戦突破を目指す

 

 

(柚野真也)