ウインターカップへの道 男子(3) 注目選手×気になる選手 【大分県】
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冬の全国舞台を懸けたバスケットボールのウインターカップ県予選。勝負の行方を左右する注目選手たちに、自身が意識する「気になる選手」を聞いた。プレースタイルへの憧れ、実力への敬意、そして「負けたくない」という対抗心。同じコートで競い合うからこそ、互いの存在が成長の力になる。その言葉から、熱戦をさらに面白くするライバル物語が見えてくる。
豊東苺子(明豊3年)
2008年12月15日生まれ、153cm。南大分中学出身、ポジションはポイントガード

長いリハビリを乗り越え、最後の冬に間に合った。明豊のポイントガード豊東苺子は、1年時から試合経験を積んだが、2年時に左膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂。大けがを乗り越えて復帰し、高校最後の大会を前に状態を上げている。
153cmの小柄な司令塔の持ち味は、自ら仕掛けて局面を動かす積極性である。杉山真裕実監督は「自分で点を取ったり、きっかけをつくったりすることでリズムに乗る」と期待する。同じ3年のポイントガード藤岡澪とは異なる個性を持ち、共存するのか、交代で流れを変えるのか。起用法は未知数だが4連覇を狙う明豊に欠かせない存在だ。
気になる選手
前田さくら(大分1年)
1対1の能力が高く、自分で仕掛けて最後はシュートまで決め切れる選手。一人で抑えるのは難しいので、チームディフェンスで自由にプレーさせないことが大事です。私たち3年生にとっては最後の大会。どれだけ力のある選手でも下級生に負けるわけにはいきません。
阿部菜月(大分3年)
2008年4月2日、167cm。大在中学校出身、前所属チームは東海大福岡高校。ポジションはフォワード

プレーでチームを引っ張るキャプテン。3点シュートやジャンプシュートを強化し、持ち味のドライブ以外でも安定して得点できるようになった。友人に誘われ小学2年から競技を始めた。男子のサッカーチームでGKを経験したこともある。バスケットボールのスピード感と一つのミスが失点につながる緊張感に魅せられた。高校は全国屈指の強豪、東海大福岡に進み、3年時に大分高校へ転校した。「大分は競技を楽しむことをモットーとし、全員が笑顔で取り組めている。流れの悪い時は声を掛け、チームを鼓舞する。優勝を狙う」と決意した。
気になる選手
阿部つばさ(明豊1年)
中学の頃にパンサーズジュニアで一緒だった。二つ下だが、当時から飛び抜けてうまかったです。高校になってどういう選手になったのかを把握できず、県高校総体で結構やられてしまった。つばさはここぞという時に決める「センスの塊」。スカウティングなどの準備をしっかりとし、自分が止めてチームを勝たせられるように頑張りたいです。
升田陽花(藤蔭3年)
2008年9月21日、160cm。筑紫野中学校出身(福岡県)、ポジションはポイントガード

ポイントガード升田陽花は、ドライブで守備を引きつけ、味方へのアシストにつなげるプレーを得意とする。県高校総体では相手の厳しいマークに苦しみ、思うように得点やプレータイムを伸ばせなかった。その経験を糧に「強くなりたい、上手くなりたい」と、この夏は厳しい練習に打ち込んだ。
平川あいか監督が求めるのは、得点だけでなく守備でも存在感を示すチームの柱としての働きである。感情の起伏を表に出さず、どんな状況でも淡々とプレーできるのも強み。大舞台でも「いつも通り」を貫ける冷静さが、勝負どころで藤蔭を支える。
気になる選手
藤岡澪(明豊3年)
味方のスクリーンを使うのが上手く、これまでの対戦でもディフェンスを崩されました。そこから3ポイントシュートも決められるので、自由にプレーさせたくありません。前からプレッシャーを掛け、簡単に攻撃を組み立てさせないようにして今度こそしっかり止めたいです。
(坂本陽子)
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