全九州高校新人大会 ラグビー男子 伝統背負い再起を誓う大分舞鶴 【大分県】
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部員不足のため単独で15人制のチームを編成できない高校の有望選手が集う「コベルコカップ第22回全国高校合同チームラグビー大会」が7月30日から8月2日まで、長野県の菅平高原で開かれる。全国9ブロックに分けた選抜チームが日本一を競う大会で、大分上野丘からは3年生2人がU18九州代表に入った。
コベルコカップは年末年始の全国高校ラグビー大会に合わせて「花園」で開催される「U18合同チーム東西対抗戦」の選考会を兼ねる。2年連続でU18九州代表に選出された馬越脇優翔(まごえわき・ゆうと)と、初選出の藤本健太郎は「もう一つの花園」と呼ばれる東西対抗戦の舞台に立つことを目指す。

大分上野丘の部員数は初心者を含めて17人。人数は足りていても経験者だけで15人制を戦い抜くことは難しく、県高校総体(15人制)は大分上野丘、大分雄城台、臼杵、津久見、海洋科学との合同チームで出場し、3位に入った。今年4月から母校の大分上野丘で指揮を執る杉本圭監督は「前主将の馬越脇はリーダーシップがあり、巧みなステップやコンタクトで攻撃の起点となれる。藤本は戦術理解度が高く、状況判断も優れる。攻守のキーマン」とそれぞれの持ち味に大きな期待を寄せる。
ウイングとして選出された馬越脇は、昨年も九州代表入りし、コベルコカップの決勝リーグの関東、北信越戦に先発出場し、2連勝で優勝に貢献した。しかし、自身は東西対抗戦のメンバー入りを逃した。「悔しかった」。その思いは今も胸に残る。「持ち味は1対1の強さ。パスやキックなどの選択肢を冷静に判断できるプレーを目指し、今度こそ自分が出場したい」と雪辱を誓う。小学校高学年から始めたラグビーは「スポーツの枠を超えた自己犠牲の精神や思いやりを学べる。仲間と勝利を分かち合えることが最大の魅力」と話す。

藤本は4人兄弟の三男。全員がラグビー経験者だ。中学時代はサッカー部にも所属した。「サッカーのキックがラグビーに生かせると思った」と広い視野で技術を磨いた。センターとスタンドオフが主戦場だ。単独校で15人制の出場が厳しい現状については「特徴が異なるチームと切磋琢磨し、新しい視点を吸収できる」と前向きに捉えている。コベルコカップに向け、「試合を組み立てるキックが武器。スペースを見つけて突破したり、仲間を生かしたりしたい。優勝を狙う」と力を込めた。 (坂本陽子)
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