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九州大会 柔道女子 県2位の国東が快進撃で九州3位 【大分県】

九州大会 柔道女子 県2位の国東が快進撃で九州3位 【大分県】

全九州高校体育大会 柔道
6月20日 西原商会アリーナ(鹿児島県)
女子団体
1回戦 国東2―1沖縄尚学
準々決勝 国東2―1熊本西
準決勝  国東0―3佐賀商業

 大分県2位代表の国東が、九州の強豪を次々となぎ倒した。全九州高校体育大会柔道女子団体で沖縄尚学、熊本西との接戦をいずれも2―1で制し、3位入賞。県大会で優勝を逃した悔しさを力に変え、下級生主体の若いチームが大きな可能性を示した。

 県高校総体は、杵築との代表戦の末に敗れた。優勝を目指してきただけに落胆は大きかったが「落ち込んでいる時間はなかった」。大杉鴻燿監督は県総体の反省を整理し、約2週間でチームを立て直した。

 その成果は初戦から表れた。相手は沖縄県王者の沖縄尚学。厳しい組み合わせだったが、唯一の3年生でエースの仁田野圭紀が確実に1勝を挙げると、大将の江田空未(1年)が続いて勝負を決めた。準々決勝の熊本西戦では先方の山口舞子(同)が白星をつかむと仁田野が試合を決定づけた。「仁田野が1点を取り、1年生は思い切って戦う」。大杉監督が描いた勝利の形が、そのまま結果となった。

3年生としてチームをけん引した仁田野

 チーム最大の強みは、誰か一人に頼るのではなく、それぞれが自分の柔道を貫きながら勝利へつなぐ一体感にある。仁田野は「自分の技を仕掛け、みんなで応援し合えるチーム」と表現する。団体戦で唯一の3年生として「自分が一本を取って、後輩たちに自分の柔道を見せようと思っていた」と責任感を胸に畳へ上がった。沖縄尚学戦、熊本西戦ではそれぞれ一本勝ちを収め、期待に応えた。

 だが、仁田野の3年間はけがとの戦いでもあった。これまで幾度と手術を経験するなど思うように柔道ができない時期が続いた。それでも諦めることなくトレーニングを積み重ね、今年1月には県内の無差別大会を制覇。県内屈指の実力者へと成長した。「けがで思い通りにならないことも多かったけれど、成長できる3年間だった」。その言葉には苦しみを乗り越えてきた実感がにじむ。県大会決勝では惜しくも敗れ、インターハイ出場は逃したが、最後の九州大会ではエースとしての存在感を十分に示した。

九州3位となった国東のメンバー

 今大会は、未来を担う1年生の躍動も光った。山口は得意の内股を武器に攻撃力を発揮し、九州でも勝負できる力を証明。江田は体格を生かした安定感と勝負強さで県総体に続き結果を残した。大杉監督は「中学時代から県内トップクラスだった選手が多い。今回の3位で終わるつもりはない。九州、全国でも入賞できるチームを目指したい」と力を込める。仁田野に残された公式戦はあと2大会。「一回でも多く勝ち上がり、みんなでいい結果を残したい。いい形で3年間を終えたい」と前を向く。その背中を追う1、2年生もまた、九州3位という経験を自信に変えた。 (柚野真也)


大会結果